2010/12/14
グレイ建設が昨年秋から建設工事を進めていた米国カンザス州ハチンソンのシーメンス(Siemens)風車製造工場が予定通り竣工を迎え、12月3日にグランドオープニングセレモニーを開催しました。
建屋面積約300,000sfからなる本風車製造工場は、屋外の完成品および部品置き場等を合計すると、フットボールフィールド約5個分になる巨大な施設です。新規工場は年間650台の大型ナセルの製造を予定しており、2010年12月末に第1号機のナセルを出荷する予定です。今回のプロジェクトではLEED(Leadership Energy and Environmental Design)のGold認定取得を目標としており、風車そのものが新エネルギーを代表する環境にやさしい製品である上に、建設工事でも環境に配慮してプロジェクトを進めて参りました。
オープニングセレモニーに参加されたカンザス州のSam Brownback(サム・ブラウンバック)上院議員は、「従来型エネルギーから再生可能エネルギーへの転換を目標として掲げているアメリカにとっては、風車製造工場の新規立ち上げは重要な意味を持ち、米国の中でも今後カンザス州が風車業界を引率することを期待している」と述べられました。
グレイ建設は、2010年9月発行の米国建設専門誌であるENR(Engineering News Record)のゼネコンランキングにて製造工場建設工事のカテゴリーでは全米トップ6位にランクされました。本ランキングでは過去10年間で常にトップ10位内にランクしており、グレイ建設が工場建設のトップコントラクターであることがお分かり頂けると思います。トップを維持するために培った実績、経験、ノウハウをベースに、グレイ建設は今後も米国進出を計画されているお客様をサポートして参ります。