2012/03/16
グレイ建設が2010年秋に建設工事を開始した、米国大手家電品メーカーであるWhirlpool(ワールプール)社のテネシー州新工場の開所式が3月5日に盛大に開催されました。
新規製造工場の面積は15万SF(約1万4千m2)を超える大規模な建屋となっており、主に家庭用調理器が製造されます。Whirlpool社のテネシー州既存工場に勤務している1,500人の従業員は今年から新工場に移りますが、同社は更に130人の新規雇用を予定しています。
今回グレイ建設が工事を担当した製造工場は、LEED(環境にやさしい建築を評価するプログラム)のゴールド認証取得を目指しており、現在、米国グリーン・ビルディング協会にて最終評価が行われています。グレイ建設はこれまでに20件のLEED認証プロジェクトを手掛けており、米国の建設専門誌であるENRにて、グリーンコントラクターとして全米第3位にランクされています。
尚、本プロジェクトは米国への製造業回帰を象徴するプロジェクトとして、米国の大手経済誌やオバマ大統領のスピーチ等でも何度も取り上げられてきました。2012年3月5日付けのニュースリリースでは、米国連邦政府や州政府が企業誘致のために積極的に優遇措置案を打ち出しているとお伝えしましたが、今後は、シェールガスの本格的な普及によるガス代の下落等により、米国で製造を行うことのメリットは更に増えていくものと考えられています。